昭和の画家

小野川温泉 吾妻荘

2008年09月09日 18:21




  小さい頃に事故で隻眼になった。

 この少年は、異常に絵が好きで地元の

 狩野派の絵師に師事した。

 20代で戦争にとられたときに、岩絵の具を

 瓶につめ実家の縁の下に隠した。

 中国大陸を従軍し、終戦で必死に足がぼろぼろになって

 何百キロも歩き、生還した。

 実家に帰り、岩絵の具を掘り出しまた絵筆をとった。

 朝、昼、晩、隻眼のハンデイを克服するために

 色々に角度から数十枚のデッサンをかき、

 絵を描いた。

 後年は、ヒマラヤを命がけで描き みるものに

 力を感じさせる。

  文化勲章受章の栄誉を受けた。

 この写真は、30代の若い頃に宿の主人が

 色紙を所望したところを写した写真です。

       
            吾妻荘公式ホームページ
 

関連記事